日本フランチャイズ研究協会

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本部訪問のすすめ

加盟者向けコラム 

2024年05月30日

フランチャイズ加盟を検討している方は、一度は本部を訪問してみるといいでしょう。

誠実で真面目な人は、その人柄が暮らしぶりに表れます。フランチャイズ本部にしてもこれは同じ。どんなに取り繕っても、本部の本性は社内のあちこちに顔を出します。

ということで、本部を訪問してみるといろんなことがわかってきます。

 

立派すぎる本部オフィス

まずは、本部オフィスが入居している建物に注目してください。

加盟希望者の心証をよくしようと、高い家賃を払って身の丈以上に立派なオフィスを借りているチェーンがあります。

大手チェーンならまだしも、成長途上のチェーンは金回りがいいはずがありません。

高い家賃を払うより、その金をシステム開発などの投資に回すべきですよね。

立派なオフィスを見せて安心させ、加盟希望者を誘い込もうという魂胆がミエミエです。

 

直営店舗隣接オフィス

1階が直営店舗で2階に本部オフィスというような直営店舗と隣接する形で本部オフィスを構えるチェーンはいいですね。

フランチャイズ本部の何より大切な仕事は、しっかりとした業態を作りあげること。

そのためには、社長をはじめとする本部のスタッフが、現場で何が起こっているか、

お客様の反応はどうなのかということを肌で感じることが必要なのです。

オフィスと店が近ければ、現場の感覚をつかみやすいことは当然です。

本部の社長やスタッフが現場から離れ、パソコンの数字だけを追っているようなチェーンは論外です。

 

オフィスの清掃がしっかりできていないチェーン

次は、本部オフィスのあちこちを見回してください。

「トイレの汚い会社はダメな会社」ということがよく言われますが、これは真実だと思うんです。

オフィス内の清掃が行き届いていないというのも同じこと。

トイレやオフィス内の清掃は、しっかりやったとしても評価の対象にならないような仕事、だから、ついつい手をぬいてしまう。

つまり、自分の役割をわきまえて最善を尽くそうという意識がない証拠なのです。

本部スタッフの各々が、向上心が薄れ、惰性で仕事をしているのかもしれません。

これでは、フランチャイズ本部としていい仕事ができる訳がありませんね。

 

社員教育ができていない本部

最後は本部スタッフの応対です。

最近では、大学を卒業してもビジネスマナーが身についていない若者はたくさんいますが、これは仕方がないこと。

大切なことは、上司が採用した若いスタッフさん(PAであっても同じこと)をしっかり躾けているかということなのです。

例えば来客への対応、つまり、本部を訪問したあなたに対してどんな応対(受付け、挨拶、お茶出しなど)をするかをみれば、このチェーンでスタッフ教育がきちんとできているかは凡そわかります。


 

本部訪問時には、是非、チェックしてみてください。

フランチャイズというのは教育ビジネスとも言われます。

本部にとって、加盟者さんや加盟者さんの従業員を教育することはとても大切な仕事です。

本部スタッフの教育もろくにできないチェーンが、加盟者さんや加盟者さんの従業員をしっかりと教育できるわけがありません。

伊藤 恭

シニアコンサルタント

成蹊大学経済学部卒業、イベント会社社長を経てFCコンサルタントとして独立。㈳東京都中小企業診断士協会フランチャイズ研究会会長、日本フランチャイズチェーン協会フランチャイズ相談室相談員等を歴任。豊富なフランチャイズ本部構築実績あり。日本経済新聞社主催のFCショー等での講演、FC専門誌・専門書の執筆多数。

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